小さなメーカーのインダストリー4.0


インダストリー4.0 って、なんだろう?

工場の機器、あるいは、コンピューターなどいろんなものを、簡単につないでいこう・・というところからはじまっています。

それによって、フレキシブルな生産、柔軟で多様性のある生産をしていけることになります。

また、工場の柔軟性を上げ、市場の変化にあわせていくことができます。

 

 

 

4.0以前のインダストリーは?

工業用の設備・機械の内部では、多くの「機器(センサ、メカ、コントローラ)」を接続するには、お互いの信号をやりとりする必要があります。

配線で信号のやりとりをおこなうと、膨大な配線の結線作業、電圧やロジカルなタイミングコントロールの確認が必要です。
そのようなインテグレーションやエンジニアリングはなかなか大変(=価格が高くなる)でした。

「省配線」「工業用バス」「フィールドバス」といったものを、いろんなメーカーが出しています。

中には、通信を高速に設定すると、電磁系のノイズや、プロトコルのバージョンによって安定しない、ということもあり、使われる場面が空圧や低速なI/Oなどに限られていたたような気がします。特に422/485系をベースにしているものは、アースやケーブル(ツイストペア)、フェライトコアなどを適切に入れていかないと、距離が変わったり、同じダクトに何か追加すると、性能が出ないことがありました。

そういったこともあり、日本の製造用の機械向けのものは、メーカー独自の通信手段、接続性などの囲い込みをおこない、そのメーカーが推奨する(認定した)機器としか接続できないようになっているものが多くあります。

過去のある段階では、製品同士が確実につながって機能するための品質などを保証するために必要なことでした。ただ、現在では、イーサネットでの通信などが低価格にもかかわらず、高速に安定しておこなえるようになり、いろんなものが物理的に繋がるようになりました。ただ、ケーブルが繋がっても、お互いに意味のある通信が出来るかどうかは、また別問題です。

工場用の機器の通信もイーサーネットの技術、部品、素材など、決められた品質のものを採用して、伝送の方法、プロトコルが最近大幅に改良され、超高速・大容量化がすすんでいます。

制御には大事な、リアルタイム性のいくつかの技術も付加されたものが出てきました。従来は膨大な配線を必要としてきた機械制御に利用しても、十分実用に耐えうるものになりつつあります。

イーサネットをベースとして、「FA用の高速・大容量・リアルタイム性を追求したもの」が、現在の小さな意味のインダストリー4.0、といえます。

小さなインダストリー4.0の「デバイスやインターネット接続性、組み換え、標準的なエンジニアリングツール」、マーケットの情報や自社の規模にあった製造をおこなえるようになると、大きな意味のインダストリー4.0になってくると思われます。

続く

またいろんなキリクチや情報をもとに、記事を書いていこうと思っています。